最終更新日:2024年1月7日
こんにちは。寒風が身に染みる時期となりましたが、皆さんいかがお過ごしでしょうか。風邪や胃腸炎も流行っているようですので、どうぞご自愛ください。
さて、今回は伊藤園さんから出ているとろり緑茶を体験しました。
「既製品のとろみ茶って、美味しいもの少ないよな」という想いが今まで私個人としてありましたが、結論から申し上げますと、やさしい風味のとろみ緑茶だと思いました。
とろり緑茶 概要
【初回試飲日】
・2023年12月26日
【商品詳細】
・とろり緑茶(伊藤園),紙パック,1本1,000ml
・1本400円前後+送料でインターネットにて購入(※近所の薬局や介護用品コーナーに商品がありませんでした)
・品名:清涼飲料水
・原材料名:緑茶(日本)、発芽玄米抽出物、寒天、亜鉛酵母 / 増粘多糖類、ビタミンC、緑茶抽出物
・賞味期限:2024年6月17日
<設定されているとろみの量>
・段階1 薄いとろみ Mildly thick(日本摂食嚥下リハビリテーション学会分類2021)
※注意:適したとろみの濃度は、それぞれ召し上がる方の摂食嚥下機能によって異なります。必要に応じて、お近くの摂食嚥下に詳しい医師、歯科医師、看護師、管理栄養士、言語聴覚士等にご相談ください。
飲んでみた感想
開封直後は、かすかに緑茶の香りと味を感じました。とろみ剤特有の化学的な苦味は無かったです。お食事や和菓子(羊羹等)に合わせたくなると個人的には思いました。
また、開封から1日後・2日後・3日後にも飲んでみたのですが、徐々にやさしい玄米茶の様な風味を感じるようになりました。原材料に発芽玄米抽出物と書かれているので、もしかしたらそれかもしれません。
【とろみの強度】この写真上は抹茶ゼリーのような見た目になっているのですが、実際に飲んでみると、確かに段階1 薄いとろみ になっているという印象を受けました。医療介護関係者でない一般の方の感覚からすると「わずかながら、とろみが付いているかもしれない」といったところでしょうか。
【水色】濁りのある鶯色でした。緑茶を飲んでいるということが、見た目で分かりやすそうでした。ちなみに開封数日後も、水色に大きな変化はありませんでした。
【香り】飲む前はわずかに緑茶の香りを感じる程度でした。しかし、飲んだ後はジワジワと鼻咽腔に緑茶の香りを感じるようになりました。開封数日後は、上にも述べましたが玄米茶のような香りを感じました。
【味】見かけによらず、さっぱりとしたやさしい味でした。飲んだ後、ジワジワと緑茶の苦味が舌に残るような感じがしましたが、とろみ剤特有の不愉快なものでは無いように思いました。開封数日後は、緑茶の味だけでなく玄米茶の様な味も感じられました。
追記:とろみ追加について
伊藤園さんのとろり緑茶公式サイトには、とろみ剤を更に追加することについて以下のように書かれています。
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よくある質問
Q5.この製品にとろみ調整食品でさらにとろみ付けしてもいいですか?
A5.安定した均質な粘度が損なわれる可能性がありますので、お控えください。
(引用先:https://www.itoen.jp/torori/ より)
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ただ、そう書かれていても、試しにとろみ剤を更に追加したら実際どうなるのか?というのは個人的に気になるところです。
なので、
試しに追加してみました。こちらは追加後の写真です。とろみの濃度としては、製品本来の段階1から段階2:中間のとろみに引き上げてみました。
結果としては、この写真では分かりにくいのですが、安定した均質な粘度になったりならなかったりしました。何回か試したのですが、上手く均質になる時もあれば、ダマになってしまうこともありました。
それに加えて、何と言っても、全体的な風味が損なわれるような様子となりました。とろり緑茶本来の、やさしい緑茶や玄米茶の風味が薄れ、とろみ剤独特の化学的な香りや苦味が目立つような形になったと思いました。
その為、伊藤園さんのおっしゃるように、更なるとろみ剤追加は控えたほうが良いように思いました。
【参考リンク】
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